前回にひきつづきフルムセンターで見た『スタジオF』の映像の話のです。
唐突ですが、ピクニックの場所として高尾山は納得です。東京の「山」と言ったら高尾山だし、昔から適度な観光地だったことも想像にかたくありません。でも『花よりだんご』で彼らがお花見に行っている場所が「幸手」なのは、意外です。個人的なことですが、幸手は私の地元から近いので、このあたりの人が桜の名所と認識していることはまあまああるにしても、東京(たぶん浅草)から東武鐵道に乗ってはるばるピクニックに来るような所だったとは・・思いませんでした。
気になったついでに、当時のガイドブックに「幸手」が行楽地又は花見の名所として、おすすめでもされてはいないかと京橋図書館地域資料室へ調べに行ってみました。見付けられませんでした。
昭和11年の帝都ガイドブック紹介されていた桜の名所は「上野公園、小石川植物園、日比谷公園、芝公園、靖国神社境内、飛鳥山、市川、江戸川堤、千鳥が淵、向島、川崎大師、赤坂見附、英国公使館前青葉通り、神田上水べり、帝大構内、青山墓地、熊谷堤、沼田堤、千川上水べり、小金井、荒川堤」と、現在でも納得のラインナップでした。また東武電車沿線の紹介では、「玉ノ井の百花園、堀切の菖蒲、西新井大師、越谷の桃林と梅林、春日部の藤、茂林寺、館林のつつじ、日光鬼怒川」と、こんなに花の名所をおすすめしているのに、幸手は載せてもらえていません。残念です。
結局、「次は東武鉄道博物館に行って、お花見臨時列車についでも調べてみようかな・・」と思いながら306号室に戻りました。