第13回ビデオ上映会 西洋館物語「旧前田侯爵邸」(前・後編)

旧前田侯爵邸は、加賀・前田家第16代当主利為の自邸。昭和4年(1929)に洋館が、翌年に和館が竣工した。洋館1階は外交団や皇族を招く社交の場、2階は家族の生活の場であった。設計監督者は、東京帝国大学教授塚本靖工学博士。実施設計は、洋館が宮内省内匠寮工務課技師の高橋貞太郎、和館が帝室技芸員の佐々木岩次郎だといわれている。洋館はイギリスのカントリーハウスを思わせる外観、ベランダに翼を持ったライオン像がいる。大食堂のマントルピースは白大理石に唐草文様が特徴。上部の壁に張られた「金唐紙」は、「金唐革」を模した大変貴重なもの。各部屋の細部のデザインも見どころにあふれている。1967年から2002年まで東京都近代文学博物館として開館。2008年に和館等が追加指定され「旧前田侯爵家駒場本邸」の名称となり、2014年国の重要文化財に指定された。

講師    近藤山子(映像プロデューサー)

日時    5月17日(日)15時~17時

場所    東京都中央区銀座1-9-13 奥野ビル306号室(スダ美容室)

参加費   500円

担当    西松典宏 n-nishimatsu@fol.hi-ho.ne.jp
会場が狭いため、参加ご希望の方は上記メールでご連絡下さい。